事業計画書 社内向け

社内で一致団結して目標達成していくことを考えると、社内向けに事業計画書を作成し、それを開示する必要が出てきます。

しかし、

  • そもそも事業計画書の基本がわからない
  • 社内向けの事業計画書って何をどのように書いたらよいのかわからない
  • 時間をかけて事業計画書を作っているのに、従業員が理解してくれない

という悩みを抱える方もいらっしゃるかもしれません。

事業計画書は、作成する目的、そしてそれを読む人にあわせて作る必要があります。つまり、同じ会社の事業計画書でも、例えば融資向けのものと社内向けのものとでは記載内容も記載方法も異なるのです。

インターネットや書籍で事業計画書の書き方を調べると出てくるものの大半が「融資向け」のものです。このフォーマットで社内向けの事業計画書を作っても、なかなか望む効果を得ることはできません。なぜなら融資向けの事業計画書は、企業が借入をして、それをどのように返済していくのか、実際に返済していけるのかということが中心となっており、これを従業員が見ても心に響かず、他人事になるからです。

社内向けの事業計画書を効果あるものにするためには、従業員が自分ごとと思うもの、自分がどうしなければいけないかがわかるものである必要があります。また、毎年まったく同じフォーマットで書く必要はありません。残すべきところは残し、変えるところは変えていけばいいのです。

このように毎年企業の状態に合わせた事業計画書を作成し、従業員へ開示することにより、従業員が何をすればいいのかが明確になり、従業員の士気があがり、社内が一致団結できます。

弊所は社内向けの事業計画書の作成代行にも関わらせていただいており、毎年ご依頼を下さるお客様も複数いらっしゃいます。社内向け事業計画書のポイントは以下のとおりです。

1.理念やビジョンの明確化

経営理念やビジョンを定めている企業も明文化していない企業もあるでしょう。社内向け事業計画書においては、仮でもいいのでこれらを明確化しておく必要があります。それは従業員が対応に迷ったときにどういう判断・行動をすべきかを決める指針となるからです。

2.期内の目標および方向性の明確化

企業は従業員が一体となって任務を果たすことにより、目標を達成することができるのです。そのためには、今期の目標がこうで、その目標を達成するために、こういう方向を向いて行動していきますよということを示す必要があります。このことで従業員が迷子にならずにすみます。

3.強みと弱みの明確化

SWOT分析という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。SWOTとは、強み・弱み・機会・脅威の英単語の頭文字を合わせたものです。通常、SWOT分析をしましょうというと各項目を羅列することで終わりますが、これでは十分な効果を得られません。これらをストーリーとして捉えることでこれからどうしたら良いのかがしっかりと見えてきます。

4.企業ごと、期ごとに必要な内容

社内向け事業計画書に何を書くのかは企業によっても、期によっても異なるところがあります。今の企業にとって、この目標を達成するには、何をどのように記載すると良いのかを考えて記載します。

5.具体性のある事業計画書

事業計画書は「計画書」です。作ったら終わりではなく、その期の間、ずっと向き合っていくものです。つまり、計画を実際に実行し、その効果を見定めて次につなげていくものです。そのため、具体的にどう行動すればいいのかがわかるように記載します。

弊所のお客様は事業計画書を作成する際のヒアリングを楽しみにしてくださっています。
このヒアリングで頭の整理するからこれは重要!というお言葉をいただいたり…
ヒアリングの際に私がお伝えしたご提案を経営戦略に採用され、大きな成長をされたり…
社内向け事業計画書の開示により従業員さんの経営方針への理解度が上がり、会社への不平不満が減ったり…
上記のほかにも関わらせていただいた会社様から毎年嬉しいお声をいただきます。

弊所はヒアリングしながらお客様のご要望に合わせて柔軟に対応しております。
弊所で初めて社内向け事業計画書を作られ、毎年更新されているお客様がほとんどです。
初めての方もお気軽にお声がけください。