事業継続計画作成支援

事業継続計画(BCP計画)という言葉を聞いたことがあるけれど、よくわからない方も多いと思います。これは緊急事態が発生したときに、中心業務をいかに継続するのか、中断したとしていかに早く復旧するのか、そのために平常時に何を行うのか、そして緊急時にどうしていくのかの計画です。

しかし、地震、津波、コロナなどの感染症など、緊急事態には種類が多すぎて、最初からすべてに対応できるBCP計画を作ろうと思っても難しいですよね?そこで、まずはどんな災害等が想定されるのかを考え、それが起きたらどのような影響を受けるのか、その時にどのように対応するのか、という入口部分から考えてみませんか?

実はこの入口部分をしっかりと考え、書面化すると、金融支援や税制措置を受けられる場合があります。弊所の代表はこのような指導人材向け研修会にも参加しています。指導人材向け研修会に参加するには、今までどのような企業支援を行ってきたのかという経歴を提出する必要がありました。つまり、一定の企業支援の実績が認められたからこそこの研修会に参加できたのです。

この入口部分がしっかりできたら、次に他の災害について考えたり、このような場合にこうした方がいいのではないか、こうしておくとこういう事態を避けられるのではないかなど、深く考察したりすることもできます。
色々な視点で考え、最後にBCP計画にまとめれば、広範囲の災害等に対応できるものとなります。

弊所はBCP計画策定にも関わらせていただいております。BCP計画策定のポイントは以下のとおりです。

1.具体的な想定

いざというときに何も手をつけられなければ最悪な事態を招きかねません。できるだけ具体的な緊急事態を想定して、そのときに何をすべきか、何ができるのか、それを行うためにどんな準備をしておくべきなのかなどを1つずつ考えていく必要があります。

2.仕事の流れの整理

今、各事業において仕事がどのように流れているのかを整理する必要があります。緊急事態が起きたらこのうちのどこに支障が出るのか、そのときどうするのか、回避するにはどうするとよいのかなどを考えていく必要があります。

3.取引先の連絡先の整理

携帯電話にしかデータがないという方も多いのではないでしょうか?緊急事態が発生し、携帯電話が通じない状態になった時、充電が切れてしまったときに対応できますか?取引先の連絡先を整理し、緊急事態が発生したときでも、必要な時に連絡できる体制を整える必要があります。

4.連絡網の整理

LINEしか知らない、そもそも連絡先を知らない、社内でもそんな方が増えているかもしれません。平常時はそれで構いませんが、いざというときにこれでは困ります。全従業員に配布するかどうかは別として、少なくとも経営者は緊急連絡網を整備し、何か起こった際に連絡できる体制を整える必要があります。

事業継続計画(BCP計画)が初めてという方もお気軽にお声がけください。