取引先向け

取引先向けに事業計画書を開示する必要があるの?と驚かれるかもしれません。しかし、弊所のお客様も取引先向けの事業計画書のご依頼をされ、その事業計画書で様々な交渉をされ、実績をあげられています。この取引先とは長く付き合っていきたい、この取引先とは上手に付き合っていきたい、そんな取引先向けに事業計画書を開示するのは非常に有用です。

しかし、

  • そもそも事業計画書の基本がわからない
  • 取引先向けの事業計画書って何をどのように書いたらよいのかわからない
  • 時間をかけて事業計画書を作っているのに、取引先が理解してくれない

という悩みを抱える方もいらっしゃるかもしれません。

事業計画書は、作成する目的、そしてそれを読む人にあわせて作る必要があります。つまり、同じ会社の事業計画書でも、例えば融資向けのものと取引先向けのものとでは記載内容も記載方法も異なるのです。

インターネットや書籍で事業計画書の書き方を調べると、出てくるものの大半が「融資向け」のものです。このフォーマットに従っても取引先向けの事業計画書はできません。なぜなら、取引先向けの事業計画書には返済計画が不要なため、記載事項がまったく異なるからです。

弊所は取引先向けの事業計画書の作成代行にも関わらせていただいております。取引先向け事業計画書のポイントは以下のとおりです。

1.理念やビジョンの明確化

経営理念やビジョンを定めている企業も明文化していない企業もあるでしょう。しかし取引先向けの事業計画書においては、これらを明確化しておく必要があります。それは自社の経営判断の指針となる考え方であり、信用信頼の根幹となってくるからです。

2.強みと弱みの明確化

SWOT分析という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。SWOTとは、強み・弱み・機会・脅威の英単語の頭文字を合わせたものです。通常、SWOT分析をしましょうというと各項目を羅列することで終わりますが、これでは十分な効果を得られません。これらをストーリーとして捉えることでこれからどうしたら良いのかがしっかりと見えてきます。

3.自社の将来性

取引先の多くは、将来成長したい企業と取引したいと考えています。自社がどういう方向性に向かっているのか、将来像はどうなっているのか、それを取引先へ伝えることは、一緒に成長していこうという意識を持ってもらうのに有用です。

4.取引先に関する事業計画

取引先もビジネスを行っています。この事業計画書を提出するのは大切な取引先だと思いますので、その取引先に関わる事業計画も記載すると有用です。

取引先様へ事業計画を開示するのは初めてという方もお気軽にご連絡ください。